hiraten/ 1月 26, 2018/ 5. 国連英検特A級(2次)

国連英検特A級の情報はただでさえ少ないのに、二次試験ともなると頼れるのはブログの情報くらいしかありません。二次試験本番の雰囲気を少しでもお届けできるよう写真とともにお伝えいたします。

 

試験本番前


1. 会場

東京会場の場合は、JTBカレッジ(巣鴨駅)、宝塚大学(新宿駅)、日米英会話学院(四谷駅)等

 

2. 受付と控え室

特A級の面接はたいてい午前中集合。一次試験を合格した受験者数自体が少ないので、受付がスムーズ(TOEICとは大違い)。受験案内、Interview Sheet, Interview Evaluation Sheet (面接官用x2枚)、整理番号カードが手渡されます。

控え室では、Interview Sheetを記入しなくてはいけません。公式過去問に付属しているのと同じ面接シート。面接官の方が必ず最初に目を通すので、大きな字でシンプルに喋りたい項目だけ記入。

Evaluation Sheetは10段階評価です。そのうち、25%がComprehension, 25%がSpeaking (Pronunciation, Fluency, Structure, Vocabulary), 25%がCommunication, 25%がKnowledge (International Affairs)という構成。合格点は、総合平均8以上。

なんだかこれだけ見ると、国際事情を多く知らずとも合格の80%に届きそうな気がしなくもないですが、知識がなければKnowledgeだけでなく、そもそも話せないのでCommunicationをはじめComprehension, Speakingも同時に下げられて不合格ということになるのでしょう。

(受付で渡される”J”は恒例の胸に貼るステッカー)

会場には控え室が用意されており、特A級とA級の受験者が10名〜20名程度います。A級を受験する小さなお子様(おそらく小学生1,2年生)もいて、まさに老若男女という感じでした。(それでもやはり高齢者が目立つかな)

 

3. 試験直前

会場到着から約2,30分後、別室の面接室に案内されます。

前の受験者が受験している最中にその部屋の前で待機するので、前の方のやりとり(内容まではわかりませんが)が何となく聞こえ、少し緊張感が高まって来ます。

部屋の前で待つこと10分程度、前の方の面接が終わり評価等のペーパーワークが終われば、面接官の方が部屋に迎え入れてくれます。

 

面接試験本番


私、試外(外国人試験官)、試日(日本人試験官)の三人の試験中のやりとりは(覚えている範囲で)以下のような感じでした。

試外) (ドアの外まで迎えにきてくれて)よくきてくれました。初めまして。さあ席についてください。

試日) どうも初めまして。OOOと申します。

試外) 私はOOOと申します。よろしくお願いします。

私) 本日はよろしくお願いします。

試外) (試外と試日の二人で私の面接シートをじっくり見て)あなたの職業について教えてください。

私)OOOという団体に勤めています。業界での役割はOOOで、実際に毎日OOOという業務しています。たまにOOOといった業務をすることもあります。(仕事が特殊なためアウトラインだけ書きます。)

試日) (私が属する団体に関連して)OOOの元代表はOOOという理由で引退されたそうですよ。ご存知でした?(かなり雑談的に情報をくれる感じで)

私)それは知らなかったです。OOOの元代表が日本人だということしか知りませんでした。

—–[ここから空気ががらりと変わって本番な感じ]—–

試外) UNの目的は何かご存知ですか?

私)世界平和を維持するための組織です。様々な問題がグローバル化する中で、UNは世界をリードし、活発に平和の維持に努めています。

試日) same sex marriageについてどう思いますか?各国で問題になっていますが、法律で認められるべきですか?

私)法律で認められるべきと思います。同性愛は生物学的に自然なことです。平等に扱われるべきです。私の友人には同性愛が好きだという人はいませんが、法律で認められるべきと思います。

試日) capital punishmentについてどう思いますか?

私)死刑制度は必要です。もし犯人が社会復帰すると、また悪いことをする可能性があります。(悪いことをwrong thingとか言った自分に幼稚だなと思いつつもrecidivismがとっさに出てこず。)だから死刑制度は必要です。

試日) (面接シートに興味があると書いた)私が働く業界でのglobal warmingについてどんな取り組みがなされているのでしょうか?

私)まず私が働く業界では、どの程度環境に悪影響なのかをはかることが非常に困難です。そのためあらかじめ排出基準に満足することが承認された特別な装置の搭載を義務付け、温暖化防止に貢献しています。

試外) UNのアフリカへの貢献はどんなものがありますか?例えばコンゴ共和国への貢献なんかはどうですか?

私)今朝まさにPKOの職員がコンゴで殺されたニュースを聞きました。コンゴではPKOが食物、衛生的なトイレ、子供への教育等を提供して貢献しています。

試外) ミャンマーの問題についてどう思いますか?

私)ロヒンギャ問題は一つのミャンマーの深刻な問題です。ロヒンギャはミャンマーで差別を受け、隣国バングラディッシュに逃げますが、そこでも生活の質は非常に低いので、継続的なモニタリングとさらなる国際的かつ包括的な努力が必要です。

試外) 難民についてはどう思いますか?

私)特にヨーロッパではアフリカや中東からの難民の流入が深刻化しています。

試日) UNICEFは子供をケアするが高齢者をケアするUN組織はありませんが、何かアイデアはありますか?

私)高齢者は経験や専門知識を有しています。国連がもし積極的に高齢者の雇用奨励を行えば良いのではないでしょうか?(あまり答えになってない。)

試外) 人口増加問題の解決策は何かありますか?

私)これは私のただのアイデアなのですが、日本の様に少子高齢化が進む国が難民を受け入れるというのは一つの解決策になり得ると考えます。規則や条約上多くの障害はもちろんありますが、有効な策になると思います。

試外) 最後にあなたが最も深刻だと思う問題はなんですか?

私)難民、テロ、いろいろありますが、、、やはり差別だと思います。

試外) その理由はなんですか?

私)差別を受けると大きなストレスを生み、それが他に向けた敵意を刺激するからです。

試外) わかりました。今日は以上になります。ありがとうございました。

私)本当に今日はありがとうございました。失礼します。

 

面接を受けてみた感想


上記でわかる様に、相手が二人いることからも、様々な方向から質問が飛んできました。トピックの移り変わりがとにかく早いため、頭を切り替えるのが大変でした。日本と海外, LocalとGlobalを行ったり来たり。(日常で社会問題について英語で話していても、こんなに様々なことを短時間で話すことなんて経験した事がありませんでした。)しかし、面接の雰囲気としては比較的温かい雰囲気で、冗談を交えながらアイスブレイクをしてくれたり、頷いたり、”That’s a very global idea”等と肯定してくれたりと、こちらが話しやすい様な配慮が多く見られました。

皆さまに提供できるアドバイスとしては、時事問題はもちろんですが、それに加え国際情勢に少しでも関連があれば英検一級二次試験でお馴染みのトピックが一定の頻度で登場しましたので、受験前は必ずそちらの復習もしておくことが重要です。長い間考えていないトピックをいきなり話すのはなかなか難しいものです。

 

 

まとめ


ここまで国連英検特A級2次試験について多くの記事を書いてきましたがいかがでしたでしょうか。

私としては、特に各地域別の情報が皆様にとって有益なものとなっていれば幸いです。私の理解に誤りがないよう、色々な文献を参照して確認したり、最新のニュースを更新する等、作り上げるのになかなか時間を要しましたので、役に立つ情報となっていればとても嬉しく思います。

(二次試験に合格すると、スコアシートと合格カードが無料で郵送されてきます。)

 

(ここからは有料。記念に認定書(証書ホルダー付き)を注文。3800円。)

 

(例えば就職活動で資格の写しを要求される場合に、スコアシートを提出するのは少し恥ずかしいので、念のため合格証明書も和英で購入。各800円。)

 

さて国連英検を主催する日本国際連合協会は特A級のレベルを以下のように定めています。

「英語力はもちろんですが国際的に通用する知識・情報なども要求される点に特徴があります。文化、経済等、多くの分野の問題を自由に討論する能力が要求されます。」

二次試験を終え合格された方は、ここまでの学習を通じて上記のレベルに見合う能力を身につけることができたのではないでしょうか。おそらく国連英検に挑戦するbefore – afterで比較すると、英語力の大きな前進を感じることができるかと思います。TIMEやCNN,BBCといった英語媒体の情報源をより一層楽しめる実力がついただけでなく、国連に関連する・しないに関わらず、国際会議等のビジネスの場や、海外大学の授業においても使える英語のアイデアをたくさん蓄えたはずです。

個人的には、これこそが国連英検特A級受験の最大の醍醐味であります。

そしてついに次の資格が当ブログで目指す最後の資格になります。何となく寂しい気持ちもあります。初めて書いたブログなので変な思い入れがあります。しかし最後までしっかりレポートしたいと思います。

このブログが皆様の英語力向上に少しでも寄与していると信じつつ頑張っていきます。