hiraten/ 12月 26, 2017/ 4. 国連英検特A級(1次)

エッセイの概要


国連英検特A1次のエッセイでは、テーマが一つ与えられ、それに対して約200〜250単語で構成される文章を書くことが要求されます。テーマは主に国連に関することでもありますが、特別国連の知識がなくても書けるものが多いです。ですので、一般常識と英検1級で身に着けた5(または4)パラグラフエッセイで十分に対応可能です。

では何も準備は必要ないかというと、そうではありません。テーマは例えば、「どのように国連はテロを撲滅することができるか?」「戦後の地域に必要な国連の努力とは何か?」「国際平和を乱す国に対する有効な対策は何か?」等で、平和と戦争とかテロとかあまり英語で考えたことがない方は、何となく頭で国際問題解決の案等をまとめておくと良いでしょう

しかし決して回答するのが難しいわけではなく、テーマがとにかくでかいので「それなりに自由に書ける」というのがポイントです。(昔の英検1級の様な、使わなければいけないキーワード3つ等の制約はありません。)

配点については20点満点なので、合格のためにはここで12点は取っておきたいところ。英検1級1次の時に紹介した5パラグラフエッセイの書き方で書いて、かつよっぽど突飛なことを書かなければ、皆様の実力ですとおそらく10点は取れます。ただここで15点以上の高得点を目指すとなると、非常に難しい。というか未知数です。

時間は見直し含め30分間を見ていれば良いでしょう。特Aは他の読解問題でかなり時間を食うので、そちらとのバランスを考えて、長すぎても短すぎてもいけません。イメージとして、「試験の要求を満たすエッセイをスマートに書いて12点を目指しつつ、悪くても10点は取る」という感じが良いでしょう。

 

書き方のポイント


上記で5(または4)パラグラフエッセイをテンプレートに作文することはわかりました。その上で、良い点を取るためには特に何に注意すれば良いか?

1. トピックセンテンスの説明が十分にされ、各パラグラフ毎に説得力があること

国連英検過去問や問題集のエッセイ例をみるとかなり抽象的というか、大きな枠組みで書かれています。当初は一般的なこと且つ薄い内容で多くの国連関連のトピック(1パラ中に、amnesty internaitonal, ユニセフ, WFP全部に言及する等)を出すスタイルを取っていましたが、内容が異様に薄くなることに気づきました。その後、各パラグラフのトピックセンテンスでしっかり締めて、その後に例をだし、detailを書く方式(英検1級エッセイの典型的な書き方)に戻し、試験に臨んだところ結果14点。(それでも14点。)

多岐にわたって国連知識をふんだんにちりばめようとし過ぎず、これまで培ったものをベースにすると良いでしょう。

2.国連(役割や機関等)に適度に言及すること

上記の様に闇雲に国連に言及するのは良くないですが、ある程度は国連と関連付けることが得点UPのためには大切です。各パラグラフ1国連トピックずつが目安ではないかと思います。例えば、「戦後の紛争国の発展」がテーマであれば、2パラ目で国連専門機関(UNIDO, IMF, ILO等)の役割、3パラ目で世界の手助け(ボランティア等)・関心を当事国に向けさせることができる国連の役割、4パラ目で紛争が再開しない様に監視する国連の役割、といった感じで、(英検一級のエッセイのごとく)各パラグラフごとに1つずつ関連する国連トピックを落とし込んでそれについて書くイメージが良いでしょう。

とはいうものの私も所詮最高で14点の身分ですので、何ともアドバイスできる立場にないとは思っていますが、まだ10点の壁を越えられない人、初めて受験する人は、参考にしていただければと思います。

 

まずはトピックに慣れる


国連英検特A級のエッセイの練習は、英検1級の時程練習しなくても良いかもしれません。というのも、すでにエッセイの基礎が英検1級の勉強を通して身についているからです。

ただ、上述の通りトピックへ馴染んでおく必要はあります。せっかくエッセイ以外のパートの出来が良くても、エッセイで12点は取れないと、約6-7割の正解率で合格できる本試験において、エッセイが足を引っ張ることになるからです。

以下は、私がこれまで取溜めたトピック(自作のトピックも含む)ですので、掲載しておきます。(恒例ですが、できれば紙とペンで実際に書いてみると良い試験対策になるのでお勧めです。)

[環境]
How the world economy’s reliance on fossil fuels can be reduced to prevent further global warming.

[民族紛争]
How the UN can help reduce ethnic tensions around the world

[地域侵略]
How the UN can curb political exploitation of the Earth’s Polar Regions.

[PKO]
How the UN revamps its peach-keeping operations to better meet current challenges.

[経済]
How the UN helps to alleviate growing economic tensions between China and the West.

[環境-災害]
How the UN can better gather and distribute aid to victims of natural disasters.

[貧困地域の解消]
How the UN can help alleviate the condition in poor nations.

[食料問題]
How the UN can help solve food problems.   2018年第二回の本番”food security”でピタリ的中!

[人口問題]
How the UN can help solve population problem.

[児童援助]
How the UN can help poor children in the world.

[難民問題]
How the UN can help solve refugee problem.

[NGO]
How NGOs tackle problem.

[北朝鮮]
How the UN can help solve the North Korea’s problem

[テロ]
How the UN can tackle terrorism.

[制裁]
How the UN can implement effective sanctions.

 

エッセイのサンプル


締めくくりとして、英文添削サイトfruitful englishで添削を受けたエッセイを参考までに掲載します。若干のマイナーミスはありましたが、評価はLevel 5 (Perfect)でした。テーマは性差別の是正についてで、指摘箇所を修正済みのものです。

[エッセイ始め]
I will discuss how the UN can help the world achieve gender equality.

First, the UN promotes diffusion of education among women. Without knowledge, experience, expertise given by education, it’s difficult to enjoy an equal treatment in society, often becoming exploited and victimized. However, the fact remains that many women in the world are prevented from having access to education due to cultural barriers, traditions and discrimination. Noting the serious situation hindering gender equality, the UN has stepped up the effort to facilitate education for women through the UNESCO, a specialized organization to the Economic and Social Council, and the relevant NGOs.

Second, the UN leads the world to gender equality, condemning the inequality or unfairness in gender. Where conflicts occur, women too often become the victim of rape, abduction and hostage-taking that disrespect the women’s status. Responding to these atrocities that jeopardize gender equality, the UN has expressly criticized them in various forms including recommendations or joint-communique, which clearly shows what is right and wrong to achieve the fairness in the world.

I conclude that the UN helps the wold gender equality with diffusion of education for women and condemnation on the inequality.
[エッセイ終わり]

 

まとめ


これでエッセイについては終わりですが、私自身、国連の知識がほとんどない状態からスタートしました。しかしながら、これまでの学習でなんとなく国連の役割や機能を学ぶことで、世界で起こる問題を国連に結びつけて(良くも悪くも理路整然と)グローバルな解決方法を作文できるようになったと思っています。実際に国連英検特A級のエッセイの勉強をやってみて、試験に合格するためだけのもので終わることなく、英語のライティング力がワンランクアップしたと実感しています。