hiraten/ 12月 15, 2017/ 4. 国連英検特A級(1次)

今回から国連英検特A級1次試験の準備開始です。

まずは英検一級に晴れて合格された皆様、誠におめでとうございます。現在皆様のいる地点は、当ブログの資格取得の道のりにおいて、すでに折り返し地点を通過したあたりだと捉えて頂ければと思います。

これから目指す国連英検特A級とは、一般的なビジネスのみならず、国連関連の会議等含む国際社会で活躍するために必要な英語力並びに知識を試す試験です。

(国連大学本部@渋谷)

そしてこの資格の特徴として、問題集が少ないことが挙げられます。その上、受験者の数が少ないせいか情報が少ないです。(当ブログが少しでも皆様のお役に立てればと願うばかりです。)

 

 

受験生のレベル


難易度についてですが、国連英検主催の国際連合協会が発表している以下が参考になります。

特A級の合格者は、TOEICスコアはほぼ満点+英検1級を取得しているようです。

[各級合格者 他英検資格]

試験 特A級 A級 B級 C級
TOEIC
スコア平均
967.78 918.74 752.55 561.19
実用英検
1級保有
91.1% 55.6% 3.8% 0.3%
実用英検
準1級保有
8.1% 31.0% 27.8% 3.3%
実用英検
2級保有
0.8% 8.7% 56.6% 35.6%
実用英検
準2級保有
2.0% 6.7% 48.0%
実用英検
3級保有
2.8% 4.6% 11.6%
実用英検
4級保有
0.6% 0.8%
実用英検
5級保有
0.4%
  • 2008年度~2010年度第1回試験までの統計
  • マークシート裏面のアンケートの集計による
  • 実用英検の保有率は実用英検を保有していると回答があった数を分母とした各級の内訳です。

 

どのように取り組むか?


ポイントになるのは、英検一級取得後、どのような力を身に着ける必要があるのか?

以下の三つに分類されます。

1. 語彙力(15000語レベル)

2. 国連知識

3. 文法力

上記1.2.はともかく、3.??とお思いの方多いかと思います。国連英検特A級の1次試験では、意外にも文法問題がそれなりの比率で出題されます。レベルはもちろん高度なもので、英検一級一次では文法問題はないので、TOEICにでないような難問と捉えて頂ければと思います。

また原則上記とはなりますが、合格への道のりは人それぞれです。というのも、英検一級一次合格者のレベルといっても様々だからです。帰国子女の方の様にリスニングで稼いであっさり合格された方、純ジャパで単語をひたすら勉強して得点源として合格された方、同じ資格を持っていても国連英検特A一次に合格するスピードは人によって異なります。そして中には、単語は10000語レベルでも、読解力とエッセイ力だけで、またあっさり国連英検に合格する人もいるというのも事実です。

ただ、私のような一般の方も心配は無用です。上記項目化された3つを問題集を通して学習すれば、大した試験ではありません。個人的には英検一級一次の方が(英語体力がついてない分)負荷がでかいと思います。

そして何より、このレベルになると、資格取得自体が目標ではなく、そのために勉強する過程こそが目標となる時期というのが重要な認識事項です。何が言いたいかというと、私が知る限り、国内最高峰の資格の一つである英検一級を取ったら多くの人はそこで資格の勉強を止めてしまいます。後は実践教材だといって、英語の学習方法を洋画やCNN,洋書に切り替える人は多いです。これを根気強くできれば良いです。分からない単語は逃さず覚えるのなら良いです。

しかし実際にここまでモチベーションを保つのはとても難しいです。例えば最終的には、英文雑誌の単語がほとんど分かる単語レベル20000語を目指したいところ。でも英検1級の10000語弱レベルから20000語まで行こうとすると、どうしても集中的な勉強が必要になります。国連英検合格を目指して、文法書然り単語帳を集中的に覚える作業が第一の目標であり、試験合格自体は付随的なものになるということです。

逆に言えば気楽です。試験合格をのんびり目指せばよいのですから。ゆっくり学習を始めていきましょう。

 

 

【まずは実力診断】どれくらい解けるかな?


ここで、恒例の実力診断という事で過去問を解いていきます。

すでに一般的な合格ラインである7割を超えて、8割,9割取れるのであれば、もはやこの章自体読み飛ばして頂いた方が良いかもしれません。

一回分だけでも、大体感覚として自分の英語の実力が分かれば良いと思いますので、まずはトライしてみて下さい。

尚、最初の10問は国連知識問題なので、飛ばしてもらってOKです。(後ほど勉強の仕方をご紹介します。)

 

 

国連英検の難しさ


実力診断はいかがでしたでしょうか。

英検1級に合格している皆様は、英語の基礎力は十分あるので意外と結構(5、6割)解けたのではないかと予想する一方、一般的な合格圏である7割の正答率に届かないという方も多いのではないかと思います。

私も英検1級取得した後に過去問を数回挑戦してみましたが、国連知識問題とエッセイは抜きにして、平均6割で、7割はギリギリ届かないぐらいの正答率でした。

では、「合格点が6割弱程度の時もあるし、後少しだけ勉強すれば合格できるのか?」と言うと、必ずしもそうではないというのが、国連英検特A級の難しいところです。実力はそれなりなはずなのに、不合格を連発するスランプの様な状態に陥る方もいます。これは、国連英検の問題の傾向が、知らなければ得点できない問題を多く含んでいるためと思われます。

英検1級であれば、読解問題やリスニング問題が得点の多くを占めるため、勉強すればするだけ英語力がついていき、最初の語彙問題で多少知らない問いが出題され得点できなくても、他のセクションで総合力や実践力でカバーできる場合があります。しかし国連英検の場合は、語彙、国連知識、文法どれも確実にかつ幅広く習得していないと、知らない問題に出くわした際に、全く得点を稼げなくなります。

国連英検の合否は、英検1級同様、1、2点で勝負が決まる場合も多々あります。運悪く知らない文法問題、たまたま忘れた単語問題等が頻繁に出題されると、長期間にわたり不合格から抜け出せないケースが起こりうるのです。

上述の通り、英検1級取得後から、伸ばすべき力が3つ(語彙力国連知識文法力)あることが分かりました。これらをやれば一朝一夕で劇的にスコアが伸びるものではありませんが、満遍なく習得しておくことで、どんな問題が出てきても合格点を取得するだけの対応力がつきます。

地道な努力になりますが、安定した合格力を得ることができるのです。

それでは次回はいよいよ、語彙力の習得について解説していきます。