(2018年4月更新)

中東の国際情勢


今日は不安定な中東情勢を見ていきましょう。歴史的にはアメリカとロシアの二大国に翻弄され続けてきました。旧ソ連軍は緩衝国としてアフガニスタンを従えようとアフガン政府を支援という形で侵略、それに対しアメリカはアフガン反政府軍を支援し、武器をパキスタン経由で大量輸出。パキスタンとアフガン反政府軍は大量の武器を得て強力に。そこにタリバン、アルカイダ、IS等強力なテロ組織が誕生した。また2001年の911以降にブッシュがビンラディンを匿ったとしてアフガニスタン攻撃、次いでイランを攻撃。世論を無視したアメリカの攻撃は国際非難を浴び、中東との関係は悪化。また中東もトランプ大統領就任の影響を受けています。

 

 

1. シリア情勢

  1. 問題: アサドvs反アサド、化学兵器の使用。おおよそ政府軍が東グータを制圧。国民の被害は未だひどい。
  2. 原因: 容赦ない反政府軍への攻撃に伴う、国民の巻き込み。
  3. 対策: 決議2401による人道支援のための30日間停戦は有効だった。今後も継続的な人道支援だけでなく、政府軍が国民の平和のために機能できるようなシステム支援が必要。国連の下で反体制派と協議するシリア人対話(intra-Syrian talk)も有効。

 

2. イランとの核合意の破棄

  1. 問題: 中東における核拡散の可能性。イスラエルと抗争激化。
  2. 原因: イランを敵対視するイスラエル(ユダヤ)は当初から、核合意では核施設の廃棄までは求められないので失策だとしている。トランプはイスラエルを大切したいので経済制裁を再開することで核合意の破棄を検討している。
  3. 対策: 核合意破棄の影響を国連で検討されるべき。状況が酷似する、イスラエル大使館移設問題に見られた中東の不安定化が考慮されるべき。

 

3. パレスチナイスラエル領土問題

  1. 問題: トランプの娘イヴァンカ(アメリカ政治においても重要な位置にいる)が、アメリカ大使館をエルサレムに移設計画を正式に承認(イスラエルの首都)。これはその領土はイスラエルつまりユダヤ人のものと主張するメッセージでアラブ人は激怒。ちなみにイヴァンカの夫はユダヤ人。(ユダヤ人はアメリカ国内の金融で成功しておりトランプにとっても重要な人種であるため、イスラエルとアメリカの関係は良好)結果イスラム教の国々で大規模なデモが発生。
  2. 原因: アメリカのユダヤ人贔屓の国策
  3. 対策: 国連において、中東を不安定化させるアメリカの政策を大きく非難する。安全保障理事会のメンバー入れ替え含めた検討(環境にも世界平和にも貢献しないアメリカを恒久メンバーとする必要があるのか議論)

 

4. 過激派テロリスト

  1. 問題: 尻すぼみの勢力になったとは言え、滅亡までの道のりは長い。ISIS, IS, アルカイダ、ボコハラム、タリバンによる繰り返されるテロ事件、レイプ、誘拐、大量殺人は未だ大きな問題。
  2. 原因: 貧困・人種宗教差別によるテロリストの増加
  3. 対策: 短期的にはテロリストの検挙。長期的には次世代への教育の徹底やITを使った(貧困を免れることを可能にする)教育。

 

5. スンニ派vsシーア派の戦い

  1. 問題: イラクやサウジアラビアその他中東国大勢はスンニ。過激テロリストもだいたいスンニ。イランだけがシーア。カタールがイランと接近したことで、スンニのサウジアラアビアやUAEは絶交状態。アラブ世界が二極化。
  2. 原因: 宗教内対立。
  3. 対策: 将来の被害を最小化する為に次世代への教育。ムスリムの子供たちもITを使ってイスラム以外のさまざまな価値観に触れることが重要。

 

6. 核爆弾の保有―サウジアラビアとパキスタンの良好な関係

  1. 問題: パキスタンはイスラム国唯一の核保有国。サウジは関係を良好にしておき、いざとなったらパキスタンから核爆弾を輸入できるようスタンバイ。パキスタンは代理戦争でアメリカから多くの武器を入手しており武器保有多。
  2. 原因: 核保有ができる環境がある
  3. 対策: 核の事前連絡なし検査。国連主導の核放棄のための経済制裁含むインセンティブ作成。パキスタンだけでなく全世界的核放棄に向けた公平な動き。

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