今日のテーマは2つ目の問題点「準備時間が短い」ことへの対策です。

 

準備時間が短い


英検1級2次のスピーチでは1分間の準備時間が与えられ、その間に5つのトピックから1つを選定する作業と自分の意見をサポートする理由を考えなければならないと以前説明いたしました。

まず、2次試験を受けたことのない方はこの1分間というのが合否のカギを握り、かつ非常に短いということを強く認識しましょう。

確かに、理由を考える時間としてだけの1分間は、例えばTOEIC SWのスピーチ問題(15秒間準備で1分間しゃべる)に比べてずいぶん長いです。しかし、トピックが5つあること、そしてその文章や内容が意外と難解で、かみ砕いて理解するのに時間がかかることを考慮すると、とても短いのです。

例えば2012年度の本番では下のような問題が5つ出されました。

 

1. Is democracy the best form of government?

2. Does fashion play an important role in shaping cultural identity?

3. Can Japan’s rural communities be revitalized?

4. Agree or disagree: Zoos do more harm than good

5. Will religion have a bigger influence on global politics in the future?

 

即座にこれと選べましたでしょうか?

当然自分がしゃべれそうなものを一つ選びたいし、それがどれくらいスピーチでしゃべれるかというのを大きく左右しますので重要な決断であるということが心理の底にあるはずです。

そのため意識しなければ、受験者は自然と、できるだけ高得点を取るために最高のトピックを吟味してじっくり選んでしまいがちなのです。その上、緊張しているからなかなか英文が頭に入ってきません。

そこで、あらかじめ準備時間の大体の時間配分を決めておくことが重要です。私の場合ですが、20秒問題の選定、40秒理由を考えるというスタイルを取りました。40秒あれば10秒で序論と結論のYes, Noそして各10秒ずつで理由のトピックセンテンスを考えることができます。

そして、ここでは決してYesとNoを行ったり来たりしてはいけません。直感的に思い浮かぶ理由というのは自分が話やすく、そのため説得力があるのですから、よっぽどでない限り変えない方が良いでしょう。

また最大の注意点は、理由を考えているときに他の問題に目移りして、また問題の選定作業に戻ることだけは絶対に避けましょう。こうなると準備ゼロでスピーチを開始しなければいけなくなるといるカオスにはまってしまいます。

これまでの時間を気にしないスピーチの練習に慣れてきたら、ストップウォッチを持ってい時間を計測しながら本番を想定した練習を開始すると良いでしょう。

英語でスピーチするということだけでなく、「後戻りの禁止の精神」を鍛えるという意識を持って練習することが、本番で大きな違いを生むことになります。


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